e-Taxアプリを利用して確定申告書を作成する手順を、分かりやすくご説明します。事前準備から提出までの流れを段階的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
必要なものマイナンバーカード（ICチップ搭載型）とパスワード（署名用・利用者証明用）カードリーダー（マイナンバーカード対応のもの）収入関連書類：給与明細、源泉徴収票、医療費の領収書、ふるさと納税の控除証明書など銀行口座情報：還付金受取用の口座番号前年度の申告データ（ある場合）
アプリのインストールe-Taxアプリを国税庁の公式サイトからダウンロードし、PCにインストール。
カードリーダーにマイナンバーカードを挿入。
e-Taxアプリを起動し、「電子申告・納税」→「申告・申請・届出等」を選択。
マイナンバーカードのパスワードを入力して認証。
「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」を選択。
初めての方は「新規作成」、過去のデータがある場合は「前年データを引き継ぐ」を選びます。
基本情報氏名・住所・生年月日を確認（マイナンバーカードから自動入力されます）。還付金を受け取る口座情報を登録。
収入の入力給与所得者：源泉徴収票の「支払金額」「源泉徴収税額」を入力。事業所得者：必要経費や売上を記入（白色申告・青色申告に応じて異なります）。その他：年金、配当、不動産収入など該当項目を入力。
控除・税額軽減社会保険料控除：年間支払額を入力。医療費控除：領収書の合計額を入力（自動計算機能あり）。ふるさと納税：控除上限額を超えた分は「ワンストップ特例」の適用有無を確認。住宅ローン控除：借入金残高証明書の情報を入力。
入力内容に基づき、アプリが自動で所得控除と税額を計算します。
最終的な「納税額」または「還付額」を確認。
入力ミスがないか「申告書プレビュー」で全項目をチェック。
特に源泉徴収票の金額や控除の根拠書類（例：医療費の総額）が正しいか重点確認。
電子送信確認後、「送信」をクリックし、電子署名で送信。受理通知メールが届いたら完了です。還付金は1～2ヶ月程度で指定口座に振り込まれます。
書面提出（電子送信が不安な場合）アプリで作成した申告書を印刷し、住所地の税務署に郵送または持参。
期限厳守：提出期限は原則毎年3月15日（土日の場合は翌営業日）。
納付が必要な場合：税金を納める場合は、期限までに金融機関やPay-easyで支払い。
修正申告：誤りに気付いた場合は、期限内なら再送信可能。
自動計算：入力漏れがあると警告が表示されるため、ミスを防げます。
過去データの再利用：前年のデータを引き継ぐと効率的です。
QRコード読み取り：源泉徴収票のQRコードから給与情報を自動入力可能（対応書類のみ）。
この手順に沿って進めれば、初めての方でもスムーズに申告書を作成できます。不明点はe-Taxアプリ内の「ヘルプ」や、最寄りの税務署に相談してください。
